矯正歯科
ORTHODONTICS

矯正歯科について
矯正治療は将来のことを考えるとさまざまなメリットがあります。
美しい歯並びは、ブラッシングが簡単になり、虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。また、嚙み合わせを改善すれば、一部の歯だけに負荷がかからず、長い目で見ると歯の寿命を延ばすことにつながるのです。
健康的で美しい歯並びを手に入れて、いつまでも綺麗な歯を守っていきましょう。
こんなお悩みがあれば
矯正歯科へ
- 歯並びが悪くて恥ずかしい
- 歯がデコボコにはえている
- 出っ歯が気になる
- 受け口気味なのが気になる
- 歯と歯の間の隙間が広くて目立ってしまう
- 歯がうまく噛み合わない
歯並びが整うと
改善すること
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歯を失う可能性を減らせる
嚙み合わせが悪い結果、一部の歯に大きな負担がかかる恐れがあります。ダメージが蓄積されると歯の寿命にも悪影響を及ぼし、最終的に歯を失う原因になります。
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虫歯や歯周病になるのを
防げる歯並びが悪い状態では、歯と歯の間に食べ物が挟まりやすくなります。特に歯並びがデコボコしている場合は、歯磨きをしても磨き残しが増えてしまい、虫歯や歯周病のリスクが高まります。矯正治療で歯並びが整えば、歯の表側や裏側、歯と歯の間も磨きやすくなり、虫歯や歯周病の予防が期待できます。
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全身の健康に良い影響を
与えられる矯正治療は嚙み合わせの改善が期待できます。咀嚼能力が向上し、食べ物をしっかりと噛めるようになるのです。食事をおいしく楽しみ、消化吸収の促進と胃腸の負担を軽減する効果も期待できます。また、よく噛むことは脳の刺激し、集中力のアップにつながります。
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長い目で見ると
経済的負担を抑えられる歯並びや嚙み合わせの不良など、さまざまな原因で歯を失った場合、入れ歯・ブリッジ・インプラントなどの治療が必要です。経済的な負担や長期的な健康を考えれば、天然歯をできるだけ残せる矯正治療のほうが割安とも考えられます。
小児矯正

小児矯正とは、顎骨が成長している子供の時期に行う矯正のことです。 矯正自体は大人になってからでも可能ですが、子供の時期に矯正をすることにより歯を抜かずに理想的な治療が出来る場合があります。
理由として、顎骨の成長が終わってしまっている大人では顎が小さいと歯を抜かないと良い位置に歯を並べられなくなりますが、子供の時期は成長段階にあるので顎の成長をある程度コントロールできますので将来歯を抜かずに矯正を行うことが出来るからです。
抜歯矯正と非抜歯矯正
歯と顎の関係をワンちゃん(歯)とイス(顎)のたとえで説明します。

Flow01
ワンちゃんが6匹います。

Flow02
全員がちゃんとイスに座って写真を撮るには6匹座れるイスが必要です。
(良い歯並びは土台となる顎がある程度大きいことが理想です。)

Flow03
しかし、今は4匹しか座れないイスのため、うまく座れません。
(最近の子どもは顎が小さいため、うまく歯が並ばない子が多いです。)

Flow04
問題を解決するためには、2通りの方法があります。
☆ひとつは、6匹が座れるイスを用意することです。
(矯正では顎をゆっくり拡げることになります。)
しかし、イスを用意するのに時間がかかります。
☆もうひとつが、2匹が残念ながらどいてもらい、4匹だけでゆとりをもって座ることです。
(矯正では抜歯をすることになります。)
以上のことから、子供の時期から歯並びに異常が認められる場合、
顎の成長時期である小学校低学年ころからある程度額をコントロールすることで、
将来歯を抜かないで歯並びを治すことができます。
小児矯正で使用する矯正装置

プレオルソ
プレオルソとは、マウスピース型矯正装置の一種です。成長期の骨の柔軟性を活かし、永久歯が正しく生え揃うスペースの確保をめざします。マウスピースは上下一体型であり、出っ歯や受け口の改善にも適した構造です。
装着時間は主に就寝中と日中の1時間であり、お子様の生活に支障をきたす心配もありません。また、装着によりお口まわりの筋肉が鍛えられ、舌の位置を改善できれば口呼吸から鼻呼吸へと誘導できるなど、本来の正しい口腔機能の習得にも貢献する矯正方法です。
Merit メリット
- 取り外しが簡単
- 装置の装着時間が、就寝中と日中の1時間であるため、お子様の負担になりにくい矯正治療が期待できる
- 口呼吸から鼻呼吸への改善など、正しい口腔機能の習得につながる
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 装置を外している時間が長いと効果が得られず、親御さんによる協力や管理が必要
- より美しい歯並びを追求するには、本格矯正(二期治療)への継続が効果的

T4K
T4Kは取り外し可能なマウスピース型矯正装置であり、治療対象は成長途中のお子様です。装着により、お口まわりの筋肉が自然に鍛えられ、正しい口腔機能の習得にも役立ちます。マウスピースは柔軟性のあるラバー製です。圧迫感や口内を傷つける心配も少なく、お子様も無理なく矯正治療に取り組めます。
Merit メリット
- 取り外し可能でストレスになりにくい
- 小さなお子様も安心して使える矯正装置
- 装着・装着時間は就寝中と日中の1時間だけであり、学校で装着する必要がなく、周囲に矯正治療を知られる心配がほとんどない
- トレーニングを併用し、歯並びが悪くなる原因を改善できれば、治療後に後戻りするリスクを軽減できる
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 治療期間が比較的長い(6歳~12歳頃にかけて)
- 成長に伴う再矯正が必要なケースもある
- 治療効果を高めるには親御さんの協力が必要不可欠

拡大床
拡大床の使用により、顎の成長と歯列を拡大させ、正しい歯並びに必要なスペースの確保をめざします。上下の歯を外側に向かって広げていくと、歯と歯の間に余裕が生まれ、歯並びの問題が解決しやすくなります。また、抜歯のリスクを軽減でき、天然歯をできるだけ残した矯正治療が期待できます。
Merit メリット
- 取り外し可能であり、食事や歯磨きの妨げにならない
- 小さなお子様も無理なく矯正治療に取り組める
- 装着時間は就寝中と日中の1時間だけであり、学校で装着する必要がなく、周囲に矯正治療を知られる心配がほとんどない
- トレーニングを併用し、歯並びが悪くなる原因を改善できれば、治療後に後戻りするリスクを軽減できる
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 拡大床のみで矯正治療の終了は難しい
- 装着時間を守らなければ、計画通りに歯が動かず、治療期間が長引いてしまう
- 清潔に使うためにも、装置の定期的なお手入れが必要

急速拡大装置
取り外し可能な拡大床とは異なり、急速拡大装置は固定式です。上顎の成長の促進に適しています。特に上顎は左右の骨から成り立ち、正中口蓋縫合でつながっています。つなぎ目の骨の成長に合わせて、10歳前後までは継続した治療が必要です。
また、急速拡大装置は上顎以外に、鼻腔を拡大させる効果も期待でき、鼻呼吸がしやすくなります。
Merit メリット
- 上顎の成長や歯列の拡大が期待できる
- 固定式のため、紛失やつけ忘れの心配がない
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 痛みや違和感を覚える可能性がある
- 発音に支障をきたす恐れがある
- 食事の際はしっかりと噛めない場合もある

リンガルアーチ
リンガルアーチ(舌側弧線装置)とは、舌側(歯の裏側)にアーチ状のワイヤーを取り付ける矯正方法です。バンドと呼ばれる固定源は奥歯の大臼歯に取り付け、間に通したワイヤーの力を利用して歯並びを整えます。ワイヤーは歯の裏側にあるため、口を開けても目立つ心配がほとんどありません。
ワイヤーはすべての歯に沿わせるように固定しており、歯にかかる負担が比較的少なく、痛みを抑えやすいといわれております。
Merit メリット
- 様々な用途に使える
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 装着時に違和感や異物感を覚えやすい
- 指や舌が傷ついたり、触れることで装置が壊れたりする恐れがある
- 粘着性の高い食べ物(グミ・ガム・キャラメル・餅など)は、装置を破損させる原因になる
- 矯正装置が歯磨きの妨げとなり、汚れが溜まりやすくなる
2×4(ツーバイフォー)
2×4(ツーバイフォー)は、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取りつける点で、ブラケット矯正(ワイヤー矯正)に近い矯正方法です。
ブラケット矯正と異なるのは、ブラケットの取り付け範囲が永久歯の前歯4本であり、両側の奥歯2本に装着したチューブから、前歯にかけてワイヤーを通すことです。
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期にかけて治療し、歯を正しい位置へと誘導します。
Merit メリット
- ほとんどの症例に対応できる
- 通院を怠らなければ、治療が計画通りに進みやすくなる
- つけ外しの手間がない
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 調整から3日程度は、歯が動くことによる痛みを感じやすい
- 矯正装置が上唇の裏側と擦れて、口内炎ができる可能性がある
- 粘着性の高い食べ物(グミ・ガム・キャラメル・餅など)は控えなければならない
- 矯正装置に食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病を防ぐには歯磨きをより丁寧に行う必要がある(親御さんによる仕上げ磨きも重要)
- 食べ物が挟まった際には、舌や指を使わず必ず歯ブラシで取るようにする

ビムラー装置
ビムラーと呼ばれる矯正装置を使用し、お子様の成長期を利用しながら歯を動かす矯正方法です。顎の幅を広げ、歯が正しく生え揃うスペースを確保するなど、抜歯のリスクを軽減した矯正治療が期待できます。ビムラーの装着により、違和感や刺激が脳に伝わり、脳からの指令は神経や筋肉にフィードバックされます。治療の継続により、お口まわりの筋肉もバランス良く鍛えられ、表情豊かな顔立ちへと変化していきます。
Merit メリット
- 歯をゆっくりと動かしていくため、痛みが比較的少ない
- 後戻りのリスクを軽減できる
- 抜歯をしない矯正治療が期待できる
- お口まわりの筋肉(唇・舌・頬・噛む力)や口腔機能を鍛えられる
- 装置は歯磨きを妨げる心配がなく、いつもと変わらない口腔ケアが可能
- ブラケットによる矯正よりも費用を抑えられる
Demerit デメリット
- 自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかる
- 治療期間は最低でも4年以上かかる
- ビムラー装置は毎日の使用が大切であり、親御さんの協力が必要不可欠
- 隙間が一切ないほどの歯並びを求めるには向いていない(その際はブラケットによる矯正が必要)
当院では、お子様の歯並びの状態に合わせた適切なプランをご提案し、お子様の健やかな顎の成長をサポートいたします。
お子様の歯並びや咬み合わせに不安を感じたらぜひ一度ご相談ください。
小児矯正の料金
※掲載の料金はすべて税込の金額です。
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小児矯正 ¥60,000~450,000
小児矯正 治療期間/6ヶ月~5年以上 治療回数/10~40回以上
※個人差がございますので、詳しくは医師にお尋ねください。
成人矯正

当院では成人矯正も受け付けております。大人になってからでも、歯並びや噛み合わせを整えることはさまざまなメリットがあります。
たとえば歯並びが正しく整うと、歯と歯の間もしっかり磨けるようになり、ブラッシング時の磨き残しが少なくなります。口腔内の細菌量をコントロールでき、虫歯や歯周病の発生リスクが下がるのです。
成人矯正に年齢制限はございませんので、歯並びのお悩みは当院にお任せください。
成人矯正の料金
※掲載の料金はすべて税込の金額です。
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成人矯正 ¥350,000~750,000
成人矯正 治療期間/1~5年 治療回数/10~40回以上
※個人差がございますので、詳しくは医師にお尋ねください。